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あらすじ
きみの友だちは、重松清の同名小説を、映画監督・廣木隆一氏が映画化したものです。新潮社から発刊された文庫は人気も高く、友人とはどういう存在なのかを私たちに問いかけています。フリースクールでボランティアをしている恵美は、交通事故の後遺症から周りに壁を作って生活してきました。そんな恵美は、幼いころから体が弱く、学校を休みがちな由香と、ある日を境にきずなを深めていきます。2人の周囲には、それぞれに悩みを抱えた子供たちがいて、迷いながらも毎日を過ごしていきます。そんな中で、由香の体調が日に日に悪化していくというのがあらすじです。メル友の数を誇る子供たちのなかで、恵美たちは本当の友情を育てていきます。「いなくなっても一生忘れない友だち」とは、一体どのような存在なのでしょうか。
廣木隆一
監督の廣木隆一氏は、きみの友だちを読んで「とにかく感動した」と感想を述べています。若い世代の目線で描かれたこの文庫の雰囲気を、そのまま映画にしようと模索したといいます。ひとつの街のなかに色んな子供がいるという、当たり前の世界を映画に描くことで、思春期の子供たちが悩んでいることや、大切に思っていることなどが浮き彫りになっていきます。きみの友だちは群像劇でありながら、恵美と由香の話がメインとなっているため、作品全体に一本の主軸が通っています。WOWOWで放映されたときの視聴率も、かなり高いものでした。それだけ、人の心をうつ作品であったということでしょう。廣木隆一監督は「原作のエピソードを全部やりたかった」とも漏らしており、きみの友だちがいかに見せ場の多い作品であったかを思わせます。